「プリンセス・トヨトミ」 万城目 学 (まきめ まなぶ)作

とうとう映画化されるようです。

・・・大阪に日本国から独立した「大阪国」が存在する・・・

橋下知事が聞いたらどういう反応をするか見てみたいような設定。

去年の春発行され、直木賞候補にも挙がったなかなかの力作です。

   大阪国には内閣総理大臣がいる。

   400年の歴史がある。

   明治政府発足直前には、その存在について日本国と条約締結している。

   運営には日本より補助金として毎年5億円投入されている。

   日本国総理大臣も引き継ぎ事項でその存在も補助金のことも知っているが、200万人の大阪人相手には喧嘩もできず困っている。

   大阪の男はほぼ全員その存在を知っているが、女は知らない。(知らないフリをしている)

   本物の大阪城があるところに存在する。

   大阪国国会議事堂があり、それは東京のそれとそっくりだが実は大阪のほうが先に作られていた。

   実は大阪国には女は一人しかいない。(一人いる・・・のほうが正しい)

   極めてやっかいなことが起こると、大阪国民は一斉に行動を起こす。(決して阪神タイガース最下位確定ごときの事ではない)

これだけでも、ワクワクしませんか?物語の中では大阪おっさんパワー全開です。

登場人物の名前がほとんど「それ」を連想するものです。

松平 真田 長宗我部 前田 橋場・・・・

笑わかしてもろたんが、「竹中丁兵衛」。丁半をひっかけたんやね。

コメディなスペクタクル物なんですが、実は「性同一性障害」の問題を現実的な側面からきちんと見ている小説でもあります。

実は去年の11月にNHKFMでラジオドラマ化されています。聞きたい??











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